「男性版産休」って何?男性の「産後休業」がおすすめ!!
最近、国の動きとして「男性版産休」の議論が進んでいるようです。
育児の法改正が進むことはいいことですね。
我が家では夫が出産直後に育休を取得したのでその経験も踏まえてお話できればと思います。
「男性版産休」とは?
今回、法改正されようとしている「男性版産休」の内容は以下のとおりです。
- 男性が取得する育休について、生後8週以内の育休に限り、計28日間の休みを2回に分けて取得できるようになります。
- これまで育休の申請期限が1ヶ月前までとなっていたのを2週間前までの申請で取得できるようになります。
制度の正式名称は「出生時育児休業」になるそうです。
名称からも分かるように出産直後の育児休業の制度となります。
妻の妊娠中の休業ではない!?
「産休」と聞くと、妻が妊娠中の休業だと勘違いしそうですよね。
でも、上で説明したとおり出産直後の育休制度になります。
我が家も妊娠・出産を最近経験して改めて思うことは、妊娠中ももちろんつわりや検診などで夫に休みを取得してほしいことは多々ありますが、それよりも出産後の特に出産直後に夫が休業を取得してずっと家にいて育児と家事を一緒にやってくれる方が遥かに大切だと感じています。
なので、今回の法改正についてはとてもいいことだと感じています。
正式名称は「出生時育児休業」なので、これであれば誤解はないかと思いますが、「男性版産休」だとちょっと誤解を生みそうですよね。
もし「男性版産休」に変わる通称を使うとすれば、女性の産後8週間の期間は「産後休業」にあたるので、「男性版産後休業」はいかがでしょう。ちょっと長いですかね、、、
生後8週間の育休を取得してみて
我が家の夫は今回の法改正で議論されている生後8週間以内の期間で育休を取得しました。
産後直後の赤ちゃんは昼夜問わず2時間おきに起きて泣くので、妻はなかなか寝ることができず、寝不足になってしまいます。
また、出産直後の女性の身体は骨盤がまだ安定しておらず、基本は安静にしておくことが望ましいです。
そのため、母乳以外の育児や家事は妻以外の人がやれるようにしなければならず、そこで夫の登場です。
育休を取得した夫であれば、日中の家事はもちろん全部やり、育児も沐浴やおむつ替えなどの母乳以外はやれます。
夫も寝不足になると思いますが、妻も大変なので、ここは夫婦で一緒に乗り越えましょう。
新生児だと外出する機会もなかなかないので、夫婦で家にこもり育児をすることになりますが、育児をしながら夫婦でお互いにしゃべり相手になれるのもいいことです。
このように、産後直後に夫が育休を取得することはたくさんのメリットがあります。
まとめ
今回法改正される「男性版産後休業」の手当は賃金の67%ということで、これまでと同額となる見込みのようです。一時はその金額ももっと上がると言われていましたが、それでも社会保険料の免除などで手取りの8割程度はもらえるので、引き続きありがたい制度です。
また、取得できる育休の回数もこれまではパパ休暇の制度を活用すれば2回だったのが、計4回取得できるようになるとのことです。
出産直後に限らず、子育ては長期戦です。そこを夫婦でともに支え合っていくことが大切なので、男性の育休取得がどんどん促進されるような法改正はありがたいものですね。
今後の法改正の動向に注目です。